イタリアのパガーニは、ウアイラの後継モデルとして新型「ユートピア」を発表しました。こちらのハイパーカーは、6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載しており、最高出力864馬力、最大トルク112.2 kgf·mを発揮します。

トランスミッションにはXtrac製の7速マニュアルを採用し、ゲート式シフトが特徴ですが、オートマチックモードにも切り替え可能で、利便性も考慮されています。電動化の波に逆行し、あえてV12エンジンとマニュアル・トランスミッションを採用しており、時代を越えたアナログなデザインとなっています。

車体にはカーボン製チューブが使用され、重量は1280kgと非常に軽量です。これは先代のウアイラより67kg軽く、電動スーパーカーのピニンファリーナ・バッティスタと比べても716kgも軽い数値となっています。ブレーキにはブレンボ製カーボンセラミックディスクを採用し、ホイールはフロント21インチ、リア22インチの鍛造ホイールにピレリPゼロ・コルサを装着。サスペンションは、ヘリカルスプリングと電子制御ショックアブソーバーを備えたダブルウィッシュボーン式となっています。

デザイン面では「タイムレス」と「シンプル」を追求し、スポイラーなどの追加パーツを廃止することで、機能的でありながら洗練された美しさを実現しています。リアにはパガーニの象徴である4本出しのエグゾーストが配置されています。インテリアもアナログ感を大切にしており、削り出しのスイッチ類や最小限のスクリーンを備えています。

ユートピアは99台限定で生産され、価格は未定ながらすでに完売しおりますが、今後、サーキット仕様やコンバーチブルモデルの登場も検討されているそうですので続報が楽しみです！

弊社ではこの車両を１台販売しております。

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