映画「グリーンブック」のキャデラック
またしても映画ネタになってしまいますが…。
2019年度アカデミー賞で作品賞に輝いた『グリーンブック』。
人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人の天才ピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで衝突しながらも友情を深めていく姿を、実話をもとに描いたドラマです。
ロードムービーで重要なポイントが、主人公が乗る車です。
この映画では、往年の高級アメ車・キャデラックが登場しました。
モデルは恐らくドゥビル セダン(Cadillac Sedan DeVille)です。
ターコイズブルーがスクリーンにとても映えていました。
ピーター・ファレリー監督のインタビュー記事によると、「なぜ車をブルーにしたかというと、脳が認識しやすいからです。観客にとって観やすくしたい、という意図でブルーにしました。」とのこと。
映画の中で雪道をものともせず疾走し、ニューヨークの都会の風景にも南部の田舎道にもマッチするのは、やはりミドルサイズではないこの時代の大型キャディーですね。