Ferrari Ferrari 246 GT Dino M-series 1970

フェラーリ 246 GT ディーノ Mシリーズ

トランスミッション：マニュアル

– 高いオリジナル性
– ベルギーのフェラーリ輸入業者Garage Francorchamps へ納車された一台
– ブラックにロッソ・コルサ（レッド）のリバリー、レッドのウールカーペット
– 整備点検はフェラーリ専門業者によるもの

もはやディーノはただのイタリア車ではなく文化遺産といっても過言ではない。ミッドシップエンジンシリーズの第一弾としてフェラーリが生産した246GTは、今日のマラネロにも継承され続けているその伝説的な系譜の基礎を築いた一台でもある。フェラーリが生産したGTクーペは僅か2487台。ゆえに本車両を手に入れるということはフェラーリの中でも価値の高いクラッシックカーを手に入れることと同じである。

本ディーノは車本来のオリジナル性を極力残しながらレストアが施された、いわゆる「古いレストア」車である。その詳細にわたるヒストリーからは、いかにこの車両が大切に扱われてきたかが手に取るようにわかる。ベルギーのフランコルシャンにあったフェラーリディーラーへと納車された本車両は、近年まで正規の専門業者が整備を担当し、全てにおいて至極丁寧に取り扱われてきた。（真剣に購入をお考えの方に限り、整備記録及びレストア/オーバーホールに関する書類の開示可）

ボディは素晴らしいオリジナルコンディションで、使用感も最低限である。ロッソ・コルサのペイントは再塗装のものだが、見た目はとてもきれいで手入れも行き届いている。クロームメッキ部分も同様だ。シャシー及び車両の下部もオリジナルかつきれいである。

ブラックとレッドカーペットのインテリアのコンディションも目を引くほど素晴らしい。きれいな形をしたシートは艶やかなブラックレザーに包まれており、ダッシュボードの計器類の保存状態も非常に良い。

本246GTはメカ系統も非の打ち所がなく、想像通りのイタリアンスポーツカーらしい走りをする。ハンドルさばきはシャープで、シフティングも正確なうえに轟くV6サウンドは見事としか言いようがない。誰もがフェラーリの12気筒エンジンの大ファンであることは間違いないのだが、個人的にはディーノの6気筒エンジンも同じくらい素晴らしいと言えるだろう。もうこれ以上は何もない、と思える最高のドライビングを手に入れるチャンスが今ここにある。