年式:1973年
走行距離:79,830マイル
クーぺ
右ハンドル車
エンジン:2400
マニュアルトランスミッション
色:ロッソレッドにブラックレザーの内装
エンツォ・フェラーリの息子アルフレード・”ディーノ”・フェラーリは、筋ジストロフィーで24歳の若さでこの世を去るまで、このプロジェクトに携わっており、フェラーリ・ディーノは、彼に敬意を表して名づけられました。ピニンファリーナがデザインしたディーノは、1966年のトリノモーターショーでプロトタイプが公開された後、1968年にフル生産が開始されました。フェラーリのフォーミュラ2マシンをホモロゲーションするため、FIAは同じパワーユニットを使用した500台の市販車の生産を要求しました。また、このエンジンは、初期の206GTディーノにも搭載されました。2.0リッターV6ツインオーバーヘッドカムシャフトエンジンは、助手席のすぐ後ろに横置きされ、フェラーリ初のミッドシップエンジンを搭載した市販車となりました。これにより重心がはるかに改善され、ディーノは当時最高のハンドリングカーのひとつとなりました。フェラーリはさらにエンジンを2.4Lに拡大し、最高出力192bhpを発生。5速マニュアル・ギアボックスを搭載した246ディーノは、0-50mph加速わずか5.5秒、最高速度146mphでポルシェ911を僅差で上回りました。
フェラーリ246GTディーノ(シャシー番号06578)は、498台しかない英国オリジナルの右ハンドル車のうちの1台です。1973年8月に初登録されたこの美しい個体は、ロッソレッドにブラックレザーインテリアで仕上げられ、走行距離は79,830マイルと表示されています。2013年に現オーナーが購入し、1年間この車を楽しんだ後、クラシックカーのスペシャリストであるTemplar and Wildeに、費用を惜しまないフルレストア作業を委託しました。作業はエンジンとギアボックスの取り外しから始まり、ボディ全体を剥がし、新しいドアスキンとリアパネルを交換した後、ベアメタルの再塗装が行われました。また、エンジンのフルリビルドとサスペンションのリビルドを含む、メカニカルなオーバーホールも行われています。その他、ブレーキ・システムのオーバーホール、配線の変更、オリジナルの5ボルト・クロモドラ・アロイ・ホイールの改修、内装のフル・リトリム、ブライト・ワークなどが行われました。
この車両は、V5C登録証、現行の自動車検査証、その他様々な履歴書が付属しています。
この美しいフェラーリは、1970年代を象徴するクーペを所有する絶好の機会であり、時が経てば経つほど、その価値はさらに高まるに違いないでしょう。
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